勝間 和代(かつま かずよ、1968年〈昭和43年〉12月14日 - )は日本の著述家、評論家。学位はファイナンス修士(専門職)(早稲田大学)。株式会社監査と分析代表取締役、中央大学大学院戦略経営研究科客員教授。
経歴
東京都葛飾区生まれ。実家はテープレコーダーのヘッドケースをプレス加工で製造する町工場。4人兄弟の末子(11歳と10歳年上に姉、8歳上に兄)。
葛飾区立住吉小学校[1]、慶應義塾中等部、慶應義塾女子高等学校を経て慶應義塾大学商学部卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科専門職学位課程を修了し、ファイナンス修士(専門職)の学位を取得。
高校時代から公認会計士試験の勉強を始め、23歳で公認会計士としての登録が可能となる3次試験に合格。なお2次試験には19歳で合格しており、旧試験制度では当時の最年少記録。2009年(平成21年)に研修(CPE)を受けなかったため会計士協会より懲戒処分を受け、2011年(平成23年)2月上旬に会計士協会に廃業届を提出した[2]。
2009年(平成21年)7月、BSジャパンで自身初の冠番組となる経済バラエティ番組『カツケン 勝間経済研究所』が放送開始[3]。
大学在学中の21歳のとき最初の出産をした。3女の母である。長女は現在父親と暮らしている(後述)。2回の離婚を経験し[4]、現在は独身。
ITに詳しく、中学時代からパンチカードで付属の大学のコンピュータでプログラムを作っていた。ニフティサーブのウインドウズフォーラム・マルチメディア会議室のボードリーダーを務めていたこともある。ISDNを自宅に引いたときに「葛飾区の個人宅で2軒目」と言われた逸話もある。
職歴
活動
内閣府男女共同参画会議議員[5]、同会議「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」専門委員[6]、小渕優子少子化担当大臣「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」メンバー[7](2009年8月までの自民党内閣当時であり現存するかは不明)、総務省「ICT成長力懇談会」[8]メンバー。事業仕分け第三弾では総理の委任状を受け取り仕分け人として活動した。[9]
攻撃のために刑務所に対して訴訟を提起については移動する方法
独立した2007年(平成19年)から、著作活動を活発化し、2007年(平成19年)4月発売『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(ディスカヴァー21)、2007年(平成19年)11月発売『お金は銀行に預けるな』(光文社)、2007年(平成19年)12月発売『効率が10倍アップする新・知的生産術』(ダイヤモンド社)と3作がそれぞれ10万部を突破して話題となった。2008年(平成20年)末現在、前述代表3作の累計部数は18万部、40万部、25万部となっている。その後の、『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践』(ディスカヴァー21)、『起きていることはすべて正しい』(ダイヤモンド社)も20万部を突破した。
朝日新聞別刷土曜版beで「勝間式『自分ナビ』宣言」、毎日新聞で「勝間和代のクロストーク」をコラム連載するほか、日経マネー、日経ビジネスアソシエ、日本経済新聞「勝間和代のITマーケットウォッチ」[10]などにも連載を持つ。
2008年(平成20年)5月から、世界中の難民・被災民の教育支援、自立支援にむけたチャリティ・ブック・プログラム、『Chabo!』[11]を開始し、和田裕美、小宮一慶らビジネス作家9名と共に、印税の20%を寄付にあてる活動を行っている。
大塚ホールディングスの社外取締役を務めていたが[12]、2009年(平成21年)8月21日付で退任[13]。
2009年(平成21年)より、中央大学大学院戦略経営研究科客員教授として、月に1回「女性の雇用管理」について講義している[14]。
受賞など
証券アナリストとしての評価
JPモルガン証券にIT・通信セクター担当のシニアアナリストとして在籍した期間の評価は下記のとおりである。
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- 在籍期間中の最後の日経による人気アナリストランキング(2006年3月)では、通信セクターで11位、ITセクターで17位であった。
- また、2006年(平成18年)10月4日に勝間が発行した楽天に関するレポートについては、JPモルガン証券が「訂正が必要な重大なミス」があったと判断、同6日付で「一部当社の理解不足があった。(楽天の情報開示が不十分との印象を与える)不適切な表現があった」と訂正した。さらに同12日になって「調査部で検討した結果、現時点で当社は深い理解に基づいた調査・分析を行える立場にないと判断した」として楽天を分析対象から外した。
主張
- 資格などの勉強について、「リスニング」や「アウトプット」の重要性を説いている。
- 本などの執筆については、「私は本については、書く努力の5倍、売る努力をするということを決めています。」とのこと[15]。
- 2008年(平成20年)10月20日発売のAERA臨時増刊号「働く女は美しい」では、定期的に2ちゃんねるやmixiで自分の名前を検索して、役立つコメントを探すと回答している。
- 雇用、労働問題について、著書『会社に人生を預けるな』の中で、終身雇用はいわば現代の小作農、奴隷制であり、労働環境の面で「NOといえない労働者」を生み出す要因になっていると述べ、これを改めるべきとしている(正規社員の解雇規制緩和論)。
- インフレ目標による名目経済成長率の向上が必要であると、菅直人に提言している。インフレ目標のために、政府と日銀のアコードが有効であると、リフレ派の主張を行っている。[16][17]
- 福島第一原発の事故に対して「放射性物質が実際より怖いと思われていることが問題」「今回の原子力の問題でも、死者が出ましたか?」と原発を擁護する立場を取っている。[18]
サムナー郡TNはどのように。
87">西村博之との対談
2010年(平成22年)5月、自らホストをつとめる経済情報番組『デキビジ』(2010年5月2日BSジャパンで放送)に元2ちゃんねる管理人の西村博之をゲストとして招き対談を行った。しかし終始 議論が噛み合わず[19][20]、「だめだこれ」などと西村に対して批判的な態度[19]をとり、西村の抗議にもすぐに 話題を 変えてとりあわなかった[20]。[要出典]放送後、ネット上で勝間に対する批判が高まり[20]、公式ブログが炎上した。 この西村との対談について、5月6日に同ブログで「(西村および視聴者に対して)不快感をもたらした」として謝罪した[21][20]。 また同番組内(2010年5月9日放送)でも改めて謝罪した。 一方西村は対談が和やかに進まなかった件について「(自分は)睡眠時間が短いと機嫌が悪くなる」と釈明した[22][19]。この件は勝間と西村が朝5時半まで朝生に出演していて、9時からデキビジの収録が行われ両名とも寝不足が原因であったと語っている。[23]
死刑廃止
本人が司会を自ら務める勝間和代#デキビジにて死刑制度について「私はけっこう強い(死刑制度)廃止派なんですよ。もともと犯罪の原因は、 必ずしもその人だけではないですから。さらに加えて、その人が死刑になっても何も解決しない。この2点なんですよ」と述べている[24]。
著書
単著
- インディでいこう! ナチュラル&インディペンデントな生き方実践ガイド ディスカヴァー21(「ムギ」名義)2006
- 無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 ディスカヴァー21 2007.4 ISBN 4887595441
- 無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 ディスカヴァー21 2007
- 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール ランダムハウス講談社 2007
- お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 光文社新書、2007
- 効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 ダイヤモンド社 2007
- 勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド ディスカヴァー21 2008 ISBN 488759626X
- 勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─ 東洋経済新報社 2008 ISBN 4492556060
- 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 ディスカヴァー21 2008 ISBN 4887596391
- 勝間和代の日本を変えよう lifehacking Japan 毎日新聞社 2008
- 読書進化論 ─人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか 小学館101新書 2008
- 起きていることはすべて正しい 運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 ダイヤモンド社 2008
- 勝間和代の成功を呼ぶ7つの法則 マガジンハウス 2008
- 断る力 文春新書 2008 ISBN 4166606824
- 会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く 光文社新書 2008 ISBN 4334034969
- 勝間和代のお金の学校 サブプライムに負けない金融リテラシー(編)日本経済新聞 2009
- 勝間和代・脳力up 一日5分!「携帯パズル」でみるみる頭がよくなる!! 講談社 2009.6
- まねる力 私のコアスキルは「まねる」だと思う(アエラムック)朝日新聞出版 2009 ISBN 4022744111
- 目立つ力 インターネットで人生を変える方法 小学館101新書 2009.10
- やればできる まわりの人と夢をかなえあう4つの力 ダイヤモンド社 2009.12
- 勝間和代の学び旅 マナベル - オーストラリア編 扶桑社 2010.9 ISBN 4594062431
- お願い!ランキング 勝間和代が選ぶ成功を呼ぶ家電 マガジンハウス 2009.12.14 ISBN 978-4-8387-2204-4 c0095
97">共編著
- 猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか? 猪口邦子、ディスカヴァー21、2007
- 会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール ディスカヴァー21(福沢恵子共著)2007
- 10年後あなたの本棚に残るビジネス書100 神田昌典共著、ダイヤモンド社、2008
- 勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」 自分ブランドで課題克服 藤巻幸夫共著 日本放送出版協会・生活人新書 2009.10
- そこまで言うか! 堀江貴文・西村博之共著、青志社、2010・9
翻訳
- 史上最強の人生戦略マニュアル フィリップ・マグロー きこ書房 2008.9
- 天才! 成功する人々の法則 マルコム・グラッドウェル 講談社 2009
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